夢のマイホームの実現のためには、もちろん間取りや仕様・設備も重要ですが、一番大切なお金のことを忘れてはいけません。
E-homeの家づくりの流れをわかっていただいたところで、家づくりのお金について少しお話しましょう。
家を建てる時の費用は、大きく分けて「本体工事費」・「別途工事費」・「諸費用」の3つに分けられます。
ここでは各項目ごとに簡単にご説明します。
本体工事費とは家を形にするための基本的な工事です。
(通常 坪○○○円といわれるものです。)
本体工事費の主な内容
(建築業者から提出される見積書の内容です。)
足場の設置や、工事用の仮設電気・水道料金など
土堀りや、鉄筋の組み立て、型枠、コンクリート打設など基礎を築く工事
土台・柱・梁などの軸組み材・横架材・加工造作材や大工さんの手間代など
屋根葺き工事・軒・雨樋などの板金工事
アルミサッシなどに関わる工事
木製ドア・窓・障子・襖などに関わる工事
漆喰やモルタル塗りなどの左官工事
タイルや石・レンガの貼り付けなどのタイル工事
内・外部の吹き付けやペンキ・ニスの塗装工事
サイディングやガルバリウム鋼板を使った外壁工事
フローリング・クロス張りなど、床・壁・天井などの内部仕上げ工事
資材などの運搬、現場経費、保険など
見積りの各項目いずれにも入らない工事
バルコニーの防水工事や、キッチン・ユニットバスなどの住宅設備機器もこの工事に入ります。
分電盤から各部の末端へ電気を引き回す工事他、テレビ・電話配線など
水まわりの給水・給湯・排水配管・衛生機器取り付け工事など
以上のように本体工事費は建物としてほぼ完成した状態の費用です。
建物の外観を複雑にしたり、間仕切りの多い間取りは、内・外装材を多く必要とするので費用がかさみます。
こうしたところをシンプルにすることもコストダウンにつながります。
他にもシステムキッチンやユニットバスなどの設備機器や内装仕上げなどもグレードや仕様を豪華にすればコストアップします。
予算どおりの計画を進めていく上でも、こだわりたい部分を明確にしておきましょう。
また、工事途中の変更も予算オーバーになりかねません。
これを防ぐためにも、工事の着工前に細部まで打ち合わせしておきましょう。
別途工事費とは、ライフスタイルに合わせた付帯設備や外まわりの工事です。
別途工事費の主な内容
照明機器、門灯など
冷暖房配管、据え付け、床暖房など
ガスの引き込みなど
建て替え時の本体や外構の取り壊し工事費、および廃材などを処分するための費用や運搬費など
フェンス・門扉・アプローチ・カーポートなどの工事
植木などの植え付け
カーテンやスクリーンの取り付け
以上のように別途工事費は、実際に人が暮らせる状態にするための工事費です。
地盤調査の結果、地盤改良工事が必要となる場合を想定して資金計画に見込んでおきましょう。
必要がなければ資金に余裕ができます。
また、予算オーバーになってしまった場合に、調整しやすい項目は別途工事費に含まれていることが多いので、そこから見直してみることもひとつの方法です。
地盤調査費や祭事費、設計料など「本体工事費」と「別途工事費」を除いた費用です。
諸費用の主な内容
地盤調査の方法によって金額は異なります。
建築工事に必要な設計図書の作成、建築確認申請料や工事が設計図どおり行われているかを現場監理する費用です。
地鎮祭や上棟式を行うための費用
建物表示登記や所有権保存登記の費用
住宅ローンを借りるための手数料や印紙代、保証料や生命保険料等の費用です。
税金・引越費用・仮住まい費用や家具の購入費、近隣あいさつの手みやげ代など
以上のように家を建てる時に工事費以外にかかるものが諸経費に含まれます。
諸経費は見積書に記載されない費用なので必ずチェックしましょう。
想定外なことを想定して、諸経費は余裕を持って用意しましょう。
人生最大の買い物は、家ではなく住宅ローンだといいます。
住宅ローンには「公的ローン」と「民間ローン」があります。
ローンはいくら借りられるかではなく、いくら払えるかが大事なことです。
自分に合ったローンを上手に利用しましょう。
「公的ローン」には住宅金融公庫融資、年金住宅融資、財形住宅融資があります。
民間ローンより金利は低めですが、建築する住宅についての条件があります。
「民間ローン」には銀行などの記入機関の他、生命保険会社や信販会社などが扱っています。
借り入れ条件や金利・限度額等、各社違うので比較検討しましょう。
フラット35・・・公庫買取型「新型住宅ローン」です。
長期固定金利の住宅ローンです。
メリットとしては最長35年金利が変わらない固定金利なので、金利上昇による返済額のアップの心配がありません。
それから、保証料・繰り上げ返済手数料がかからないので保証料分の費用を節約でき、また、余裕があれば繰り上げ返済を考えている方には手数料が節約できます。
メリットがあればデメリットもあるわけですから興味のある方は是非E-homeへご相談下さい。
金利の種類には大きく分けて下記の4つがあります。
それぞれの仕組を理解して頭金の金額、ローンの期間等を考慮し、賢く選択しましょう。
返済完了まで金利が固定されているローン
当初10年間と11年目以降の金利が異なるローン
金融情勢の変動に合わせて金利も変動するローン
一定の期間金利を固定するローン
返済方法には元利金等返済(毎回の返済額が最後まで一定)と元金均等返済(元金部分を毎回同額返済)
一般的には、返済金額が変わらないので、返済計画が立てやすい「元利均等返済」が選ばれています。
住宅ローン契約書に貼る印紙代
融資を受け取る際にかかる手数料
保証会社を保証人とした時の場合の費用
融資の契約者が万一死亡した時の保険料
新築した建物にかける保険料
ローン契約に合わせて行われる抵当権設定のための登記にかかる費用
以上がかかります。
あとであわてることがないよう、必ず予算に組み込んでおきましょう。
繰り上げ返済とは、毎月の返済の他にまとまった金額を元金分として返済することです。
支払う予定だった利息分を軽減できるのがメリットです。
E-homeでは、提携銀行や専門のアドバイザーと共にお客様の資金計画の御相談も承ります。